■簿記一巡

 
期首→期中→期末→前T/B→決算整理→後T/B→P/L・B/S

簿記一巡の流れって簡単にすると上のようになります。
「この流れを覚えてください」って講師から言われて覚えるのは簡単ですよね?

じゃあ、アルファベットを使って簿記一巡が簡単かどうか試してみましょう。

アルファベットをAから順に「A、B、C、D・・・」と言ってみて下さい。これは簡単ですよね。
では、アルファベットをZから逆に「Z、Y、X、W・・・」と言ってみて下さい。 
この質問ではほとんどの方がスムーズにアルファベットが出てこないと思います。

何が言いたかったかというと、出題のされ方が時間の流れに沿って出題されれば
「いつもの問題」って感じで慣れてますので違和感無く解けるでしょう。
でも、簿記一巡が難しいと感じるのは上の「アルファベット」のように時間をさかのぼる場合

 
期首←期中←期末←前T/B←決算整理←後T/B←P/L・B/S

のような出題のされ方だと手が止まって考え込んでしまいますよね。

僕が実践した簿記一巡の練習方法は仕訳を切る際に必ず簿記一巡を意識・確認してました。
例えば、よくある問題ですが

  経理担当者が固定資産売却の仕訳時に減価償却を計上していないパターン
             ↓
  その修正仕訳をいつ切るのか?期中?決算整理?
  
  前期売上を過大に計上していたパターン
             ↓
  いつ修正するの?期中?決算整理?棚卸資産は?開始手続きは?

みたいな感じで常に意識、意識でした。
こうすることで体で覚えていきますから推定簿記でもポイントを押さえることが可能になります。
大体パターンですから慣れてくださいね。



◎トップに戻る  ◎簿記論攻略に戻る